
(写真) 韓国仁川空港近くのパラダイスシティホテル内のカンジャンケジャン専門店「プロカンジャンケジャン」にてランチを食べた際に撮影した写真です。
韓国料理の中でも、一度食べたら忘れられない「ご飯泥棒」として知られている料理――それが「カンジャンケジャン(간장게장)」です。新鮮なワタリガニを醤油ベースのタレに漬け込んで熟成させたこの料理は、旨味がぎゅっと詰まった韓国ならではの伝統の味。今回は、カンジャンケジャンの魅力や食べ方、そしておすすめのお店情報も交えてご紹介します。
カンジャンケジャンとは?
「カンジャンケジャン」の「カンジャン」とは韓国語で「醤油」、「ケ」は「カニ」、「ジャン」は「漬け」を意味します。つまり「カニの醤油漬け」。主にワタリガニを使い、にんにくやしょうが、唐辛子、玉ねぎ、りんごや梨などの果物も加えた特製の醤油ダレにじっくり漬け込み、熟成させて仕上げます。
生のカニを使っているため、トロっとした食感が特徴で、カニ味噌と醤油の旨味が混ざり合った濃厚な味わいが口いっぱいに広がります。
ご飯との相性は抜群!「ご飯泥棒」と呼ばれる理由
カンジャンケジャンの醍醐味は、なんといっても“ご飯との相性の良さ”です。漬け込まれたカニの身をスプーンでほぐしながら、ご飯の上に乗せて食べると、それだけで何杯もおかわりできてしまうほどの美味しさ。
特にカニの甲羅に残った味噌と醤油ダレを混ぜて、そこにご飯を入れて「ビビンバ」のようにして食べるスタイルは、韓国の食通たちにも愛される定番の食べ方です。
カンジャンケジャンを楽しめる場所
韓国では、ソウルのカンジャンケジャン専門店や、釜山・仁川などの海沿いの都市に多くの名店があります。中でも有名なのが、ソウル・新沙洞(シンサドン)にある「プロカンジャンケジャン」。行列ができる人気店で、日本人観光客の間でも評判です。
日本でも、韓国料理専門店や一部の百貨店などで取り扱いがあり、通販で冷凍品を購入できることも。自宅で韓国旅行気分を味わいたい方にはおすすめです。
食べる際の注意点
生のカニを使うため、鮮度管理が非常に大切です。信頼できるお店や通販サイトを選び、開封後はなるべく早めに食べきるようにしましょう。また、アレルギーがある方や体調がすぐれないときは控えるのが無難です。
まとめ:一度は体験してほしい韓国の味
「カンジャンケジャン」は、日本ではまだあまり馴染みがないかもしれませんが、韓国では特別なごちそうとして知られています。濃厚な味と独特の食感に驚きつつも、その美味しさの虜になる人が続出。韓国旅行の際には、ぜひ本場の味を楽しんでみてください。