韓国語を学んでいる皆さん、「TOPIK(トピック)」という言葉を聞いたことはありませんか?
TOPIKとは、韓国語能力試験(Test of Proficiency in Korean)の略称で、韓国政府が実施している世界共通の韓国語検定試験です。韓国語の「読む・聞く・書く」の総合的な力を測ることができ、日本国内でも毎年多くの人が受験しています。
TOPIKってどんな試験?
■ 試験の種類
TOPIKはレベルに応じて2種類に分かれています。
試験名 | 対象レベル | 内容 |
---|---|---|
TOPIK I | 初級(1~2級) | 聞き取り・読解(計100点×2科目) |
TOPIK II | 中~上級(3~6級) | 聞き取り・読解・作文(計300点) |
■ 試験はどこで受けられるの?
- 日本各地の試験会場(東京・大阪・名古屋・福岡など)
- 年に3〜4回実施(※地域により異なる)
- 韓国語教育振興院または駐日韓国文化院の公式サイトから申込み可能
TOPIKを受験するメリットは?
1. 韓国留学や就職に有利
韓国の大学や大学院では、TOPIKの取得が入学条件や奨学金の対象になる場合があります。韓国企業への就職でも評価されやすい資格です。
2. 韓国語学習の目標ができる
明確なゴールがあると学習のモチベーションが上がります。TOPIKを目指すことで、計画的に学ぶ習慣も身につきます。
3. 実力の可視化
「話せるつもり」が「実力」かどうか、スコアで客観的に確認できるのがTOPIKの大きな特徴。学習の振り返りにも役立ちます。
TOPIKのレベル別評価基準
レベル | スコア目安 | 特徴 |
---|---|---|
1級 | 80~139点(TOPIK I) | 簡単な日常表現が理解できる |
2級 | 140~200点(TOPIK I) | 簡単な会話や読み書きができる |
3級 | 120~149点(TOPIK II) | 日常会話が可能、韓国生活に支障なし |
4級 | 150~189点(TOPIK II) | 専門的な内容の読解も可能 |
5級 | 190~229点(TOPIK II) | 韓国語での業務や学術的活動ができる |
6級 | 230~300点(TOPIK II) | ほぼネイティブに近い表現力 |
効果的なTOPIK対策法
▶ 教材選び
- 「TOPIK公式過去問題集」
- 「できる韓国語シリーズ」
- 「韓国語能力試験 TOPIK対策ワークブック」など
▶ 学習ポイント
- TOPIK I:語彙と読解力の強化が鍵
- TOPIK II:作文(쓰기)対策を重視
- 自分の意見を整理して書く練習を
- よく出るテーマ(環境・教育・社会問題など)に慣れておく
▶ おすすめの勉強アプリ
- TOPIK単語帳アプリ(Naver辞書や「TOPIKマスター」など)
- 韓国のYouTube講師(해커스・시원스쿨など)の解説動画
まとめ
韓国語を本格的に学びたい人にとって、TOPIKはとても有効な指標になります。自分の語学力を数値で確かめることができ、就職や進学の際にもアピールポイントになるので、ぜひ挑戦してみてください!
まずは「TOPIK I」からチャレンジして、ステップアップを目指しましょう!